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【動画投稿】【情報処理技術者試験】受験直後にやっておきたいこと

情報処理技術者試験を受験した皆さんお疲れ様です。集中して試験を受けた後は疲れも溜まっていると思いますので、ゆっくり過ごすのが一番ですが、その前に次の試験につなげるために試験直後にやっておきたい事について、お話します。

【情報処理技術者試験】受験直後にやっておきたいこと

この動画の内容:
試験区分によっては、2か月近く結果が分からないので、解答を復元しておくと、解答速報などとの比較でだいたいの目安を知ることが出来て、安心して待つことが出来ます。

自分の解答の復元 
試験中のメモなどを元に
論文試験区分では復元論文の作成

基本情報、情報セキュリティマネジメントは公式サイトの解答で採点
60点以上で合格

解答速報での自己採点TAC, iTEC ,資格の大原など実際の結果は少し上下する。
実際には部分点で救われることもあるが、自己採点時は厳しめに採点すると良い。

合格発表は、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者は5月22日
応用、高度情報は6月21日
(解答例はその1週間前)

個別の試験については、既に対策動画を上げていますので、そちらも是非参考にして下さい。

情報処理技術者試験対策動画リスト:
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96kkQ7yg8BD2Sbsv6bl2URfDoqfY7Og0

IT技術動画リスト:
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96kkQ7yg8BAafq3iPrPDQjDsHUNbRXJU

コメント、質問など大歓迎ですので、宜しくお願いします。(文責:哲GACKT)

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【動画投稿】その残業は本当に必要?意味のある残業・無意味な残業

本当に意味ある残業は存在するのか。現役エンジニアとして私(哲GACKT)が11年働く中で感じた良い残業・悪い残業について少しお話したいと思います。

その残業は本当に必要?意味のある残業・無意味な残業

この動画の内容:
意味のない残業
同調圧力(上司や周りが帰らないから)
組織内部門間の残業時間競争

上司が残業を命じる理由
職務上の必要(意味のある残業)
帰れない上司(家庭問題)、自分は帰る上司(ブラック気質、根底には差別感情)

残業の弊害
・疲労の蓄積による労働効率の低下
→さらなる残業の増加 悪循環
・どれほど残業しても取り返せるのは1割程度
間違ったスポコン根性は百害あって一利なし、合理的に先取りして働く
・限られた時間内での締め切り意識の低下
・仕事についての勉強、自己研鑽が出来なくなる。
・健康被害、人件費の増加

良い残業
繁忙期の予測できる残業、突発てきなトラブル対応のための残業
自分の職責を全うするために必要な時間
結果的に自己成長が感じられる時間であること
恒常的に残業が発生している場合は、マネジメントに問題がある。

市役所の残業問題

単発動画再生リスト:
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96kkQ7yg8BBWd7-VO0JJvNFd9leqBlAZ

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【動画投稿】横須賀うみかぜ公園で新春散歩

横須賀のうみかぜ公園に行ってきました。京浜急行県立大学駅より徒歩約15分の場所にある景色のいい公園です。海に見えるのは猿島、帰りは昼時ということもあり近くのLivinでビビンバを食べてきました。

横須賀うみかぜ公園で新春散歩


単発動画再生リスト:
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96kkQ7yg8BBWd7-VO0JJvNFd9leqBlAZ

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【動画投稿】実はギネス世界記録を保持しています!【哲GACKTの日常】

今回は、哲GACKTが以前取得したギネス記録についてお話したいと思います。考えてみると動画ネタにしかならないので、せっかくなので動画にしました。

実はギネス世界記録を保持しています!【哲GACKTの日常】


単発動画再生リスト:
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96kkQ7yg8BBWd7-VO0JJvNFd9leqBlAZ

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【動画投稿】試験直前!情報処理技術者試験対策 【試験前日の過ごし方】

いよいよ今週末に平成最後の情報処理技術者試験試験が実施されます。この動画では、主に試験前日の過ごし方、勉強方法を中心に情報処理技術者試験対策についてお話していきます。試験勉強が進んでいる人にも、まったく手つかずの方にも参考になるようにしていますので、参考にして戴けたら嬉しいです。対象試験区分は、合格済みの基本情報、応用情報、情報セキュリティマネジメント、プロジェクトマネージャ、情報処理安全確保支援士です。

試験直前!情報処理技術者試験対策 【試験前日の過ごし方】


この動画の内容:
令和を控え、平成最後4月21日(日)の情報処理試験に一人でも多くの方が合格するために
試験前日のお勧めの過ごし方
この動画では私自身が、基本情報、応用情報、情報セキュリティマネジメント、プロジェクトマネージャ、情報処理安全確保支援士に過去に合格した経験をもとにお話していきます。
次の日に疲れを残さない体調管理重視の勉強がお勧めです。
午前試験の復習が特にお勧めです。
論文試験の場合は、論述の対象とする情報システムの概要、問アの情報システムの概要部分の練習もお勧めです。
試験会場の行き方などは事前に調べましょう。
胃腸薬などを用意し、お弁当は持参をお勧めします。
今日は早めに布団に入り、ゆっくり休みましょう。
個別試験については過去の動画も参考に、是非コメント・チャンネル登録もお願いします!
皆さんの合格をお祈りしています!

個別の試験については、既に対策動画を上げていますので、そちらも是非参考にして下さい。

情報処理技術者試験対策動画リスト:
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96kkQ7yg8BD2Sbsv6bl2URfDoqfY7Og0

IT技術動画リスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PL96kkQ7yg8BAafq3iPrPDQjDsHUNbRXJU

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【徹底解説!】『STAR DRIVER 輝きのタクト』徹底分析!反復の美学とカタルシス【『MAJiRES!』VOL.3】

哲GACKTが執筆したアニメ評論『STAR DRIVER 輝きのタクト』徹底分析!反復の美学とカタルシスを著者自身が解説します。当時、低評価が多かったアニメ「輝きのタクト」の魅力を「反復の美学」として考察しました。

投稿先の評論系同人誌『MAJiRES!』の入手も難しくなってきたので、完全原稿を元に、公開したいと思います。

【徹底解説!】『STAR DRIVER 輝きのタクト』徹底分析!反復の美学とカタルシス【『MAJiRES!』VOL.3】


『STAR DRIVER 輝きのタクト』徹底分析! 反復の美学とカタルシス 哲GACKT

はじめに
 2010年年末~2011年新春を中心に放映されたアニメ作品には、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『とある魔術の禁書目録II 』『そらのおとしものf』『アマガミSS』など、私が鑑賞した範囲だけでも名作といっても過言ではない作品が多く存在する。しかし、このコラムではあえて私が今期イチオシと考えている『STAR DRIVER 輝きのタクト』に着目し、その魅力を徹底分析していきたい。
 私が本作品を取り上げようと思ったのは、私の本作品への評価と友人たち及び、ネット上での評価に大きなギャップを感じたからである。その評価とは、「毎回の展開がワンパターン」、「主人公たちのキャラクター、コミュニケーションが平板」、「ストーリーの先が見えてしまう」といったものだった。しかし、このコラムではそういった評価を裏返して、いわば「地」として捉えたときにはじめて見えてくる「図」として、本作品の魅力は、その「反復の美学」とそれが生みだす「カタルシス」にあることを示していきたい。

反復の美学とカタルシス
 まずは、本作品の大まかなあらすじをご紹介したい。本作品は、日本南方に浮かぶ島「南十字島」に、主人公である本土からの転校生ツナシ・タクトが漂着するところから始まる。本作品のヒロインであるアゲマキ・ワコに救われたタクトは、ワコの婚約者シンドウ・スガタとも親しくなり、二人と共に南十字学園の生徒として、学生生活をスタートする。一方、南十字島の地下には謎のロボット兵器「サイバディ」が眠っており、島の外でのサイバディの活動を可能にする為、暗躍する組織「綺羅星十字団」が存在しており、そのメンバーもまた日中は南十字学園の生徒(一部、教職員)として生活している。
 「サイバディ」完全復活の為には、島に存在する四人の巫女が持つ封印を破る必要があり、タクトは巫女の一人である皆水の巫女(みなみのみこ)ワコを守るため、綺羅星十字団との闘いへと身を投じていくことになる。
 各回の展開は、タクト、スガタ、ワコの学園生活と微妙な三角関係、そしてその回でタクトと戦うことになるキャラクターの性格が明らかになるエピソードが展開した後、サイバディ起動によって開かれる「0時間」という特殊空間でのロボットバトル、そして後日談という構成によって成り立っている(日死の巫女(にしのみこ)ミズノが登場する9話以降は必ずしもこの構成に縛られない回も増えたが)。こういった構成のワンパターンさが、視聴者の興味をそぐ面は否めない。そしてタクト達をはじめ綺羅星十字団のメンバーの会話も平板な印象を与えるのも納得出来るように思う。しかし、私はここにこそ本作品の最大の魅力があるように思う。つまり、学園生活と「0時間」でのロボットバトルという異質な二つの世界をつなぐ工夫として、本作品の構成の反復、会話の演劇臭さが必要不可欠なのではないかと考えている。
構成の反復という点では、綺羅星十字団各メンバーの戦う理由の明示化、そして物語が進むにつれて登場する4人の巫女の歌(「モノクローム」「木漏れ日のコンタクト」「イノセント・ブルー」「秋色のアリア」)をBGMにして、「0時間」への移行が行われる。「0時間」においては「颯爽登場、銀河美少年」の決め台詞の元に登場したタクトが、サイバディ「タウバーン」を操り綺羅星十字団のサイバディ達との闘いを演じる。そして、後日談として敗れた綺羅星十字団メンバーのその後と次回への布石が語られる。各回前半のエピソードで展開された闘いへの流れが、後半で次回への布石を残しつつ収束する為に、構成の反復は必要不可欠であったと言えるだろう。
また会話の演劇臭さという点も二つの異なる世界をつなぐ為の工夫として見ると、腑に落ちる。「綺羅星十字団」のメンバーは作戦会議「総会」では、仮面と通り名を用いお互いの正体が分からないようにしている。そして、日常生活でお互いにコンタクトをとる必要が生じた際には「綺羅星!」の合言葉によってお互いが誰であるかを確認している(そもそも話しかけている時点で相手の正体はわかっているのではというツッコミは今回は脇に置く)。視聴者には仮面を付けていてもそのフォルムと声から誰が誰だか判別出来る一方、登場人物同士はお互いの日常の姿と綺羅星十字団での姿は一致していないという事が、執拗に描かれている。しかし、日常エピソードの合間、合間でのやり取りを通して、ぼんやりと相手の正体が分かるといった微妙な駆け引きを描く為に、このような演劇臭い演出を行う必然性があるのではないだろうか。
そして、本作品への三つ目の批判点「ストーリーの先が読める」という点について、その最たるものは、タクト、スガタ、ワコの三角関係だろう。登場以来、周囲に対しても、ワコ自身に対しても包み隠さず、その好意を示し続けるタクトと陰ながらワコを想い続けるスガタ。そしてどっちつかずで、両者の間で揺れるワコという構図が一貫されている。さらにスガタは王のサイバディ「ザメク」の搭乗者であり、綺羅星十字団の集会場には、第1隊 エンペラー代表の空席が一つ残されている。あからさまにワコを巡るタクトとスガタの直接対決が予感される演出だが、「もし物語の中に拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない」というチェーホフの言葉ではないが、両者の対決は本作品にとって必要不可欠のものであり、それを示すモチーフをあえて隠す必要は無かったという解釈も出来るだろう(もちろん拳銃が発射されない可能性も大いにあるが)。
このように本作品の難点とされている点を検討してみると、それは物語の構成上必要不可欠なものであり、一種の美学といってもいいものがそこには感じとれる。しかし、それを感じとる為には、継続した鑑賞が視聴者に求められるのもまた事実である。そして、その点がまさに「はじめに」で取り上げた評価を生む源泉なのかもしれない。本作品の魅力を存分に味わってもらえる唯一の方法は、単純だが「とりあえず見続けてみるか」という気持ちを持つことなのかもしれない。
以上、私なりの『STAR DRIVER 輝きのタクト』への擁護、そして見所を紹介してきたが、この作品の魅力は、一見単調とも見える構成の反復が、回を重ねて見ていくうちに、味わい深く感じられ、またそれが独特の面白さ、鑑賞後のカタルシスを生み出している点に尽きると考えている。

おわりに
 『STAR DRIVER 輝きのタクト』見てみようかな!と一人でも多くの方に思って頂ければ本望です。私がこのコラムを執筆した動機は、本作品の魅力が意外と理解されていないのではないかという思いがあったのももちろんですが、「面白い・面白くない」二元論を壊したい!という野望もありました。それが成功したかどうかはともかく、少なくとも「面白い」(あるいは面白くない)という評価にも色々な視点が含まれており、一話見ただけでは、その作品の魅力は完全には理解出来ないということだけはお伝え出来たのではないかと思っています。
蛇足ですが、人間関係にも意外とこういう部分が多い気がします。長年付き合ってみると当初欠点に思えた部分が、その人らしさの根幹にあるものとして、親しみをもって感じられるようになる時があるような気がします。本当に蛇足でしたが、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。


文学フリマで評論系同人誌を販売した時の話【MAJiRES!】
https://youtu.be/U-BfRSE7vNc

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【徹底解説!】『表象』についての一考察~とっても短い「心の哲学」入門~【『MAJiRES!』VOL.2】

哲GACKTが執筆した考察「『表象』についての一考察~とっても短い「心の哲学」入門~」を著者自身が解説します。英米の分析哲学で主流になりつつあった心の哲学を紹介するにあたって、「表象」というキー概念を中心に解説しています。
投稿先の評論系同人誌『MAJiRES!』の入手も難しくなってきたので、完全原稿を元に、公開したいと思います。

【徹底解説!】『表象』についての一考察~とっても短い「心の哲学」入門~【『MAJiRES!』VOL.2】


「表象」についての一考察 ~とっても短い「心の哲学」入門~ 哲GACKT

はじめに
 本稿は、「表象」(representation)という概念が持つ意味を説明しながら、「心の哲学」への入門を果たそうという試みである。
 「表象」とは、「富士山の描かれた絵」は「富士山」を表象しているというように、異なる二つの存在の間に成り立つ類似的な関係のことであり、「心の哲学」の分野では、心がどのように外界の事物と関係をもつのかという問題として議論されることが多い。
 本稿では、まず第一節において、「表象」とは何かについて説明し、「言語的な表象」、「絵画的な表象」などの具体的な表象について明らかにしたい。第二節では、それに加えて「心的な表象」についての説明を行い、「心的な表象」が「言語的な表象」や「絵画的な表象」とどのように異なるのかについて考察する。第三節では、「表象」という概念を導きの糸としつつ、「心の哲学」がどのような問題を扱う哲学分野であるのかを明らかにする。

第一節「表象」(representation)とは何か。
 「表象」(representation)とは、「はじめに」で述べたように、「富士山の描かれた絵」は実際の「富士山」を表象しているというように、異なる二つの存在の間に成り立つ類似的な関係を意味する概念である。この第一節では、「表象」の具体例を幾つか取り上げながら、この概念が扱う問題の重要さ、そして面白さをお伝えしたい。
 最初に「富士山の描かれた絵」と実際の「富士山」の間で成り立つ類似的な関係のように、対象の外見や特徴を絵(図)として表象するような場合を考えてみよう。(なお本稿では今後、対象を絵(図)として表象するような表象関係を「絵画的な表象」と呼んでいく。)
 「富士山の描かれた絵」は「富士山」を表象するという「絵画的な表象」についてまず気付くのは、「富士山の描かれた絵」は「富士山」を表象するという関係は成り立つが、その逆のパターン、つまり「富士山」は「富士山の描かれた絵」を表象するという関係は成立しえないという特徴である。他の例を挙げれば「ナポレオン一世の絵」は歴史上の人物「ナポレオン一世」を表象することは可能だが、「ナポレオン一世」が「ナポレオン一世の絵」を表象するということは考えにくい。このことから、「絵画的な表象」には、絵(図)が対象を表象するという一方通行の関係のみが許されていると考えられる。
 このような「絵画的な表象」のもつ一方通行の関係についてもう少し、踏み込んで説明してみよう。例えば、「富士山」が突然の噴火などによって姿を変えたとしても、おそらく「富士山」であり続けるのに対し、「富士山の描かれた絵」が書き換えられて、どう見ても「ヒマラヤ山脈の絵」になってしまったり、「モナリザ」になってしまった場合には、我々はもはやそれを「富士山の描かれた絵」とは考えないだろう。このことは「絵画的な表象」がもつ表象の仕方に深く関わっていると考えられる。すなわち、「富士山の描かれた絵」と「富士山」の表象関係は前者が後者に形の点で似ていることによって成立している。(このように異なる二つの事柄・現象の類似関係について論じる場合には、両者がどの点で類似しているのかをはっきりさせる必要がある。例えば、富士山の絵は布のキャンバスに描かれており、富士山は~の火成岩からなるといったように、今回検討している類似関係では材質はその要点ではない。)
 次に、「絵画的な表象」とは異なる表象関係の例として、「雪が降っている」という現実の状態を「雪が降っている」という文が表象する場合を考えてみよう。(先程のように本稿では今後、文・言語表現がある事態を表象しているような表象関係を「言語的な表象」と呼んでいきたい。)日本語を理解出来る人ならば誰でも「雪が降っている」という事態を「雪が降っている」という文や言語表現によって表現することが出来る。我々は日々、現実の様々な出来事・対象を言語によって表象し、それを共有することによってコミュニケーションが成立している。例えば、あるカップルが「丸ビル広場のクリスマスツリー」、という言語表現で同一の対象を表象出来ない場合、二人は悲しい結末を迎えるかもしれない。
 言語的表象には、このような同一の言語表現によって別の対象を表象してしまう場合があるという特徴以外にも、別のユニークな特徴がある。
 例えば、小説『シャーロック・ホームズの冒険』に登場する探偵の名である「シャーロック・ホームズ」や伝説上の存在である「ユニコーン」などのように、私たちはその表象を理解する事ができるが、その対象が実在しない場合もありうる。
 ここまでの説明で「絵画的な表象」、「言語的な表象」という二つの表象のあり方を紹介してきたが、ここで絵画的な表象、言語的な表象という区別は本当に可能なのか?という疑問を持つ人もいるのではないだろうか。例えば、日本語には漢字とかながあり、それを紙に書く場合、それはある意味で絵画的な表象の一種ともいえるのではないか。あるいは、絵画を一種の記号として捉えるならば、それは言語的な表象の一種とはいえないだろうか。
 つまり、「絵画的な表象」と「言語的な表象」という区別は成立しえないのではないかという問題である。この問題に対する私の答えは、「絵画的な表象」は言語による説明を必要としない意味で「絵画的な表象」であり、「言語的な表象」は絵画による説明を必要としない意味で「言語的な表象」であるというものである。なぜなら、「富士山の描かれた絵」が「富士山」を表象する場合、そこで重要なのはその絵が、実際に富士山に似ているかどうかという事実であり、「この絵は富士山を描いている」という言語的な説明を必要とするものではないからである。同様に「雪が降っている」という文が意味を持つのは、この文を形成する各文字「雪・が・降・っ・て・い・る」の形がどのような現実を写しとって形成されてきたのかという問題(漢字・かなの起源、形成過程)とは無関係である。
 さて、「表象」そのものの本質についての探求ははじまったばかりだとしても、「絵画的な表象」、「言語的な表象」についておおまかな説明を終えたところで、「表象」という概念が如何に大きな問題に関わっているかを知ることは可能だろう。私たちがどこかに向かおうと思い立ち「地図」を広げた際に、あるいは横断歩道で「信号」を見上げた際に、家族や友人と話をする際に「表象」は至る所に存在している。つまり「表象」とは何かという問題を考えることは、「意味」とは何かという問題を考えることにつながっている。

第二節 心的な表象
 第二節では、現代の多くの哲学者が最も基本的な「表象」として捉えている「心的な表象」について説明を行い、その上で「心的な表象」と「絵画的な表象」、「言語的な表象」の関係について明らかにしていきたい。「心的な表象」とは一言で表せば、ある心的状態がそれ以外の対象や他の心的状態を表象する働きのことである。まずはある心的状態がそれ以外の対象を表象するというこの定義の前半部分を具体的な例を挙げて説明していこう。
 心的状態がそれ以外の対象を表象するとは、例えば窓の外を見て、雪が降っている事を「知覚」する場合のように、「心」がそれ以外の対象「雪」を表象するという関係である。私たちが世界について何かを知覚するということは、実際にその対象「雪」を心に取り込むという方法では不可能であり(というよりそのような事態がどのようなものか想像することは難しい)、私たちは常に「表象」という仕方で世界と関わっている。
 心的な表象の二つ目の例としては「信念」が挙げられる。「信念」とは、私は「東京は日本の首都である」と信じているというような場合にみられるように、心がそれ以外の対象「東京は日本の首都である」という事態を表象する関係である。
 さらに三つ目の例として、心的な表象には、「私はシャンパンが飲みたい」のように心がそれ以外のものを欲求する、あるいは「私は、彼女が私を好きになること」を望んでいる、のように「欲求・願望」という表象関係も存在する。
 日本語の普通の用法では、二つ目に挙げた「信念」(私は~と信じている)は、三つ目に挙げた「欲求・願望」を含んだものにも感じられるが、この場合の「信念」とは単に「東京は日本の首都である」という知識が実際に成立しているだろう。という事実に関する問題と関わっており、「東京は日本の首都であって欲しい」というような欲求・願望を含んだものではない。
 心的な表象は、「雪が降っている」、「シャンパンがある」、「東京は日本の首都である」という命題によって示される事態を「知覚」、「信念」、「欲求・願望」などの仕方で表象していることから、「心の哲学」の分野ではしばしば「命題的態度」と呼ばれる。
 ここでいう「命題」とは「雪が降っている」という文は、実際に雪が降っている場合に限り「真」であり、そうでない場合は「偽」であるというように、「真偽」を問うことが出来る事実に関する文を意味する。
 この「命題」と「命題的態度」の違いを理解することで、心的な表象についての客観的な説明を手に入れる際に付きまとう、非常に興味深く、しかし厄介な問題に触れることが出来る。山道を登っている場面を想像してみて欲しい。順調に足を進めていると、ふと目の前に、細長い物体が落ちている。近づいてみるとそれはクネクネと動いているように感じられる。そこであなたは、その物体を「ヘビ」として知覚する。あなたは恐れを感じながらも、この道を進む以外に方法がないと思い直し(この道は、恋人との待ち合わせの場所へと至る唯一の経路だったのだ!)、勇気を出してヘビに近づいていく。するとヘビだと思ったのは、風でゆれるロープだった。しかし、さらに近づくとそのロープは「シャーシャー」と音を出し、やはりヘビのように見える。さらに近づくと……。
 「目の前にヘビがいる」という命題について考えた場合、そこで問題になるのはこの命題が「真」であるか「偽」であるかという事実の問題である。しかし、この問題を「目の前にヘビが見える」という表象(知覚)の問題として捉えると、この物語のように目の前の細長い物体が「ヘビ」であるのか「ロープ」であるのか、あるいはそれ以外のもの(木の枝、ヘビのおもちゃ……)であるのかを確定するのは難しくなる。このような誤表象の可能性をどのように説明するのかという問題は、心的な表象について考える際のユニークな問題の一つだと言える。
 さて、私たちは「心的な表象」が「知覚」、「信念」、「欲求・願望」によって世界を表象することを見てきた。そこで次はある心的な表象(心的状態)が他の心的な表象(心的状態)とどのように関係しているのかという第二節の最初で掲げた定義の後半部分の問題について考えていきたい。
なぜ、異なる心的な表象間の関係が問題になるのかと言うと私たちの心的な表象は、どれも単独で成立しているものではなく、他の心的な表象の存在を前提としてはじめて存在しうるものだからである。例えば「雪が降っている」という「知覚」が成立する為には、私たちは「雪」がなんであるのかという「信念」を持っている必要があり、またその信念は「雨」についての信念とは異なるものでなければならない。同様に、「東京は日本の首都である」という信念が成り立つ為には、「東京」、「日本」、「首都」という概念についての信念を持っている必要がある。このように考えると、心的な表象について理解する為には、特定の心的表象のみに着目するだけではなく、その心的表象が他の心的な表象とどのように関わっているのか(心的表象のネットワーク)を明らかにする必要がある。
また、この心的な表象がネットワークをなしているという考え方は、心的な表象は意識的なものであるのか。無意識的なものであるのかという問題とも関わってくる。私たちが部屋の外に目を向け「雪が降っている」という「知覚」が成立する際には、「雪」に関する「信念」が存在することは、必ずしも意識的ではない。むしろなぜ「雪が降っている」という「知覚」が成立したのかと振り返って考えたときにはじめて、「雪」に関する「信念」の存在が意識に現れてくるのではないだろうか。もっと特徴的な例を挙げれば、「今日は何日か」、「私の出身地はどこか」という心的表象は、普段は意識されることがないが、他人に問われれば、正確に答えることが可能である。このように、意識的な「心的表象」は、同時に無数の無意識的な「心的な表象」を前提として成立しており、無意識的な「心的な表象」の存在は、それを意識化できるという点から証明できると考えられる。
 ここまでの説明で、「心的な表象」は「知覚」、「信念」、「欲求・願望」によって世界を表象し、個々の「心的な表象」はその他の意識的・無意識的な「心的な表象」のネットワークの中に位置することが明らかになった。それでは、この「心的な表象」は第一節で紹介した「絵画的な表象」、「言語的な表象」とどのような関係にあるのだろうか。
 「心的な表象」のうち「知覚」を例にとって考えてみると「雪が降っている」という「知覚」は、かつて「雪が降っている」という「知覚」を得た際の経験と、形(視界に現れる姿)の上で似ているという点から、「心的な表象」は「絵画的な表象」に似ているように感じられる。しかし、先程述べた「雪が降っている」という「知覚」が、「雪」に関する「信念」や、「雪」は「雨」とは異なるという「信念」を伴って成立しているという事実を「絵画的な表象」で説明する事は可能だろうか。どうやらこの試みは上手くいきそうにない。   
なぜなら、「絵画的な表象」は、雪が降っている様子を描くことは出来るが、「雪」の概念そのものについて描くことは出来ないからである。また、「雪」は「雨」ではないという信念についても描くことが出来ないように思われる。
この主張に対する反論として、絵の半分に雪が降っている様子を描き、その横に○を付け、もう半分に雨が降っている様子を描き、その横に×を付ければ、「雪」の概念そのものについて描くことは出来るという議論を検討してみよう。この反論は一見上手くいきそうに見えるが、第一節で述べた、「絵画的な表象」は言語による説明を必要としない意味で「絵画的な表象」であるという議論を思い出すと上手くいかないことが理解できるだろう。つまり、「○はその横に描かれた事態の成立を、×はその横に描かれた事態の不成立を表す」という絵画的表象の外側にある補足説明なしには、この絵を理解することは出来ないからである。「絵画的な表象」は「心的な表象」のもつ特徴、特に「心的な表象」のネットワークを説明するには不十分であると言える。
では、一方の「言語的な表象」はどうであろうか。言語的な表象は、「私は今、雪が降っていることを知覚している」という文の形で、「雪が降っている」という知覚の「心的な表象」を説明することが出来る。また、「私が今、雪が降っていることを知覚できるのは、「雪」の概念を理解し、「雪」と「雨」の違いを理解し、……(雪の知覚を成立させている他の表象が列挙される)を知っているからである。」という形で、心的表象のネットワークを説明することも出来る。しかし、先程指摘した目の前にある細長い物体が「ヘビ」か「ロープ」か「その他の何か」であるのかといった心的な表象がもつ「誤表象の可能性」を「言語的な表象」を用いて示すことは可能だろうか。
「心的な表象」は「言語的な表象」に似ているのか、あるいは「心的な表象」は他のいかなる表象とも似ていないのかという問題については、哲学者によって意見が分かれる。また、本節で検討した議論の方向とは逆に「心的な表象」こそが、唯一のオリジナルな表象であり、その他の「絵画的な表象」、「言語的な表象」は「心的な表象」から派生してくるものに過ぎないという議論も存在する。
次節では、本節での議論を踏まえ、「心的な表象」の問題が、どのように「心の哲学」の中で取り扱われているのかを、「心の哲学」自体の説明を行いながら明らかにしたい。

第三節 とっても短い「心の哲学」入門
 「心の哲学」とは何か。この問に対する最も単純な答えは、「心の哲学」とは、「心とは何か」という問題に取り組む哲学であるというものである。しかし、この答えは単純すぎるが故に実質的な事柄をほとんど何も語っていない。「心とは何か」という問題に取り組む哲学と聞くと別にわざわざ哲学が取り組まなくても、「心理学」や「認知科学」、「脳科学」がいずれ答えを出すのではないかと感じる人も多いだろう。しかし、このような素朴な疑問こそ、現代の「心の哲学」の動向を理解するのに役立つものだと私は考えている。
 なぜなら現代の「心の哲学」の主要な問いの一つが、「心理学」や「認知科学」、「脳科学」は「心」について何を説明出来て、何が説明出来ないかという問題を扱っているからである。この問題はしばしば「心の自然化」にまつわる問題として議論されている。ここで注意してもらいたいのは、「心の自然化」という時に、「自然」として捉えられているのは、人工のものではない、あるいは本性に反していないという意味での「自然」ではないという点である。ここで言われている「自然」とは、因果的な法則に支配された自然、つまり科学によって探求される対象としての「自然」という意味である。つまり、「心の自然化」とは「心」を因果的な法則によって解明できる存在として扱うことは可能かという問いである。
 哲学史をさかのぼれば「心」についての議論は、ギリシャ哲学以来至る所に見られるが、今日の特に英米圏を中心として発展してきた「心の哲学」の営みに特徴的なのは、この「心の自然化」に取り組もうとしている点にあるだろう。
 そこで、「心の哲学」における中心的な議論の一つである「心身問題」を取り上げこの「心の自然化」について考えてみよう。
 「心身問題」とは、「心」と「身体」はどのように因果関係を持つことができるのかという問題である。「心身問題」の歴史は古く、最も有名なのは十六世紀末に生まれ十七世紀に活躍したフランスの哲学者ルネ・デカルトの実体二元論である。デカルトは世界を、「考えるもの」(心的実体)と「延長するもの」(物理的実体)という二つの異なる実体からなると考え、両者はどのように因果関係を持ちうるのかという問題を後世に残した。
 なぜ、心的実体と物理的実体の因果関係が問題になるのかというと、もし私たち人間の存在が、物理的な法則に依存しない自由な魂(心的実体)と因果的な法則に従う身体(物理的実体)からなるとすると、例えば、私たちが心の中で手を上げようと意図すると実際に手が上がるという場合に、心と身体がどのように因果関係を持ちうるのかを説明することが出来なくなってしまうからである。デカルト自身はこの問題の答えとして、脳の一部である「松果腺」こそ、心的実体と物理的実体の因果関係を成り立たせているという解答を用意したが、この解答は「では松果腺自体はどのようして心的実体や物理的実体との間に、因果関係を成り立たせているのか」という同様の問題を残す結果となった。
 現代の「心の哲学」では、デカルトのように心は物とは異なる実体であると主張する考え方は力を失い、「心」は物理的な因果関係の一部であるという唯物論的な立場が主流となってきている。ところが、近年「心」には唯物論的な説明にはなじまない、独自の性質があるとする新しい二元論の立場が登場し、「心身問題」の議論が再燃してきた。
 問題となっている「心」独自の性質の一つは、我々の意識の内的な質感「クオリア」と呼ばれている。「クオリア」とは、私たちが「赤いりんご」を見るときに感じる「赤」の感じ方、「虫歯が痛む」ときの「痛み」の感じ方のように、意識の内側に宿る特有の感覚である。
「クオリア」を擁護する哲学者たちは、たとえ私たちのあらゆる心的状態が、脳科学や認知科学によって記述可能だとしても、その心的状態に伴なう「クオリア」を因果的に説明することは出来ないと考えている。
 そして「心」独自の性質の二つめこそ、第一節、第二節を通して説明してきた「心的な表象」である。「心的な表象」の問題は、ある心的状態が、他の事物や心的状態に意識を向ける働き「志向性」(Intentionality)の問題として捉えられている。
 この「クオリア」と「志向性」を如何にして、因果的に説明するのかという問題が、現代の「心の哲学」における「心の自然化」において中心的な議論であるといえる。
 「クオリア」と「志向性」をめぐる議論が、かつての心身二元論の問題と異なる点は、心身二元論の問題が、心的実体と物理的実体という異なる存在を主張したことによって発生した「存在をめぐる問題」であるのに対して、「クオリア」と「志向性」をめぐる議論は、私たちは何を、客観的、科学的に知ることが出来るのかという「知識に関する問題」であるという点にある。
 さらに、「心的な表象」の問題は、「心の自然化」に関する議論とは違った重みを持っている。「心的な表象」に対して、それを因果的に説明する「心の自然化」は不可能であるという立場をとった場合、「心」がそれ以外の対象を表象するという関係を説明することは困難である。しかし、この問題はたとえ「心的な表象」を「自然化」できるというという立場をとったとしても解決することが出来ない。なぜなら、たとえ心を脳を中心とした物理的な現象として捉えることが出来たとしても、それは「心は如何にして他の物・対象を表象できるのか」という問題を、「ある物(脳)は如何にして他の物・対象を表象出来るのか」という問題に置き換えたことにしかならないからである。
私たちは、生まれてから死ぬまで、「心的表象」をはじめとする「表象」の世界に生きている。私たちが言語によって、他者と交わる時、文化や歴史を受け継ぐとき、絵画の中に意味を見出す時、常に「表象」の問題と無関係でいることはできない。「表象」についての考察が魅力的なのは、この問題が私たちが世界に意味を見出すことの不思議さとその神秘に触れようとしているからではないだろうか。

おわりに
 本稿を執筆するにあたって参考にした「心の哲学」文献を紹介しながら、本稿を読んでこの「表象」の問題についてさらに発展的に考えてみたい読者への「文献案内」としたい。「表象」を「絵画的な表象」、「言語的な表象」、「心的な表象」という区別のもとに考察し、「心的表象」の問題を「心の自然化」の範囲を越えた問題として捉え直す議論は、Crane,T.,The Mechanical Mind, 2nd ed., London: Routledge,2003.(邦訳:ティム・クレイン 土屋賢二監訳『心は機械で作れるか』勁草書房 2001年)の主に第一章を参考にした。本書では、コンピューター・サイエンス、認知科学から、「心的表象」を説明する議論が初心者にも分り易く説明されており「表象」について考える最初の一冊としてお勧めできる。
 次に、「心的な表象」を根源的なものとして捉え、「心的な表象」を他の「心的な表象」のネットワークの中で成立すると考える議論についてはSearle,J.R., Intentionality, An Essay in the Philosophy of Mind, Cambridge: Cambridge University Press, 1983.(邦訳:ジョン・R・サール『志向性』誠信書房 1997年)を参考にした。本書は言語行為論の大家ジョン・R・サールによる志向性論で、専門的な内容でありながら、初心者にも理解しやすい名著である。
 第三節における心の哲学の動向と「心の自然化」については、「心の哲学」に関する文献を読んで私なりの要約と説明を行った部分だが、文献案内としては、金杉武司 『心の哲学入門』勁草書房 2007年をお勧めしたい。この本は「心の哲学」の全体像を掴む上で、大変役に立つ。また本稿とは異なる「解釈主義」という立場から「表象」の問題を扱っており参考になる。先に紹介した二冊に比べて、かなり平易な解説が行われているので哲学自体の入門書としてもお薦めできる。
 さらに取っ付き易い本としては、柴田正良 『ロボットの心―7つの哲学物語』講談社現代新書 2001年がある。この本は、ロボットが心をもつ為には何が必要なのかという視点から、「チューリングマシンテスト」、「フレーム問題」、「クオリア」など「心の哲学」の中心的な議論を楽しく学ぶことが出来る。
 最後に、本稿を執筆するにあたって、多大なる協力を頂いたマジレス!編集長の羽田さん、そして他の参加者の皆さん、本稿の下読み、ダメ出しを担当してくれた家族とここまで読んでくださった皆さんに心からの感謝を。本稿が、「心の哲学」の面白さを少しでも表象していることを切に願って(確信して)筆を置くことにします。

文学フリマで評論系同人誌を販売した時の話【MAJiRES!】
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文学フリマで評論系同人誌を販売した時の話【MAJiRES!】

10年程前に、文学フリマで評論系同人誌『MAJiRES!』の執筆に関わった時の話をしていきたいと思います。文学フリマに興味のある方、哲GACKTって何者って思っている方に楽しんでもらえれば嬉しいです。

文学フリマで評論系同人誌を販売した時の話【MAJiRES!】


この動画の内容:
1.文学フリマとは?
2.哲GACKTがMAJiRES!に出会うまで
3.哲GACKTの執筆作品
4.MAJiRES その後

哲GACKTの執筆作品(解説動画)
『MAJiRES!』VOL.2に投稿
『表象』についての一考察~とっても短い「心の哲学」入門~

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『STAR DRIVER 輝きのタクト』徹底分析!反復の美学とカタルシス

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