馬の「蹄鉄」は魔除けだった

蹄鉄(horse shoe)馬のひづめを保護するために、足の裏に打ちつけるU字形の金具で、都会育ちの人は実物を見たことはないかもしれないが、北海道の土産物店などでミニチュアが売られているし、車のキーにぶら下げているのを見かけることもある。西洋では 昔から踊鉄を拾うのは縁起がよいと言われ、これを開いている方を上にして、戸口につけておくと、幸運が出て行かないし、悪魔を中に入れないと信じられてきた。

 農家でこれを利用しない家はほとんどなく、海へ出る船もマストやへさきに必ずこれを打ちつけたと言われている。ネルソンの旗艦ヴィクトリア号のマストにもこれが掛けられていたという。今日でも踊鉄の形をした装飾品が結婚祝いの贈り物にされたりするそうだ。

 これが魔よけとして用いられるようになったのは、次の言い伝えからである。聖ダンスタン(St.Danstan 910~988)はカンタベリーの大司教になる前、蹄鉄打ちの名人であった。ある日蹄鉄を打ってもらいに一人の客が馬を引いて彼の所にやってきた。彼はその馬が悪魔の化身であることを見ぬき、馬を堀にしっかり縛りつけてから仕事を始めた。

 悪魔を苦しめるよう、くぎ打ちをしたので、悪魔は耐え切れず大声をあげてあわれみを請うた。そこでダンスタンは、お前がキリスト教徒の家に二度と再び入らないと約束するなら許してやろうといった。悪魔は承知したが、キリスト教徒の家がどうして見分けられるかというので、ダンスタンはしばらく考えた後、踊鉄を示し、これが印だ、戸口にこれが付いている家に入ってはならぬといったということだ。



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