人間関係でどうしても遠慮してしまう人の心理術

 誰もが心の中に持っている様々な「欲求」。しかし、実際の生活の中では、欲求がすべて行動に移されるわけではありません。人の心には、無意識的にその欲求を抑えるはたらきがあるからです。ここでは、その抑えられた欲求をほんの少し自由にする心理学の知恵をご紹介します。

(1)恋人がいない、バレンタイン
 バレンタインデーといえば、クリスマスと並ぶ恋人の記念日。

恋人がいないだけで、必要以上にさびしくなってしまうのは、マスコミの弊害です。なぜなら、ある統計では、現代の日本の若者の八割は恋人がいないのですから。

 こんなときに、クリスマスの場合なら、「そもそもクリスマスだって、もとはキリストの誕生日なのに、どうして恋人同士でデートしなきゃいけないの?」と、自分のさびしさに反論することもできます。でも。バレンタインデーは?

(2)バレンタイン司祭が亡くなった日
 バレンタインデーの起源は、ローマ時代にまでさかのほります。 実はこの時代、皇帝グラウディウス二世によって、兵士たちは結婚を禁じられていました。

 このときに、兵士たちをその恋人とこっそり結婚させていたのが、「バレンタイン司祭」。 そして二月一四日は、実はこのバレンタイン司祭が処刑された日なのです。

 恋人たちの味方だったバレンタイン司祭を偲び、この日は「恋人を認め、それを祝福する日=バレンタインデー」となりました。そしてアメリカでは、恋人同士がデートし、プレゼントをする日となったわけです。すなわちバレンタインデーが「恋人の日」であるのは自然な流れなのです。

・・・ちいっ!

さて、それでは「チョコをあげる」のはどうしてなのでしょうか?

(3)某菓子メーカーの陰謀?
「バレンタインデー」=「恋人同士がプレゼント交換」。そこに目をつけたのが、ジャパニーズお菓子屋さん。

「贈り物」→「チョコレート」とすり替え、さらに三月一四日をホワイトデーとして「キャンデー」をお返しに贈るというキャンペーンが大ヒットして、お菓子の売上が超倍増しました。実はここに、恐るべきビジネスの成功法則が隠されていたのです。その法則こそが、「欲求を正当化するものはヒットする」ということなのです。

(4)もう死語ですが「超」
 どんな人でも、自分の中から湧き上がる「欲求」があります。でもそれはほとんどの場合、実際に行動には表れません。「怒られるかもしれない」とか「恥ずかしいし」などと考えることで、行動を起こす前にストップがかけられるからです。

 こういった規制を、心理学的には「超自我」といいます。自分(=自我)を規制する、すっごい(=超)モノという意味で「超自我」です。
「超マブ」や「超ムカつく」は死語ですが、心理用語なら使っても問題ないのがポイントですね。すなわち超自我とは、カンタンにいえば、自分の行動を社会的に押さえつけるもの。でも、バレンタインデーは、これを崩したのです!

(5)チョコをあげるのが当然な日
 もし、この超自我に対して「理由付け」ができたらどうなるでしよう。「バレンタインデーは、好きな人にチョコをあげる日なんですよ」
このように社会的に決定すれば、「告白したい!」という欲求の正当化になります。

 これに女性たちが飛びつかないワケはありません。ただでさえ、女性から告白するというのは勇気がいるわけですから。
ちなみにこれは逆に、チョコレートをもらえなかった男性のショックをより大きくします。だって、正当化ができても告白され・・・

涙で日がかすんできたので、話を戻しましょう。

このように、あるビジネスをヒットさせるには「欲求を正当化すること」が大切なのです。これは他にも多くの成功例があります。

(6)食欲でも睡眠欲でも
 たとえば過去にヒットしたのが「リンゴダイエット」に「ハチミツダイェット」などの「○○ダイエット」。
リンゴにせよハチミツにせよ、それだけは食べていい!といわれることによって、人は食べることへの罪悪感をなくすことができます。
また「睡眠学習法」も同じです。多くの人が飛びつかないはずがありません。

どちらも、食欲や睡眠欲を正当化していることで、ヒットを勝ち取ったのです。実際の効果は僕に聞かないでください。
何にせよ、ここから一つの恋愛におけるテクニックが見つかるのです。

(7)ここで心理術!
 それこそが、「欲求に理由を与え、相手の超自我をゆるめてあげること!」
電話番号を聞きたいのなら、「何かあったときに連絡するために、番号を聞かせてください」。もしあなたがある女性からチョコをほしいと思ったのなら、「僕にチョコをあげると、幸せになれるという伝説があるんだよ?」と、冗談っぼくでもいってみましよう。「チョコをあげようか迷ってるけど、あげたら完全に好きだと思われちゃうからなあ」と思っている女性に対してなら、その束縛を解くことができるでしょう。

 もちろん完全にゼロな気持ちを一○○にまで高めることはできませんが、三○で迷っている気持ちなら、八○近くまでアップさせることができるはずです。

 これこそが、スーパーメソッド『チョコレート・コーティング』!

 真正面から欲求をぶつけるのではなく、「理由付け」というコーティングをしてあげることが大切なのです!相手への気遣いは、必ずあなたに返ってきますよ。

(8)最後の、なぞ
 実はまだ一つだけ、バレンタインデーには謎が残っています。そもそもローマ時代に、なぜ「兵士の結婚が禁じられていた」のでしょうか?その理由は、「戦場に赴く兵士たちの心残りにならないように」。

 恋愛は、楽しいことばかりではありません。
つらいこともあれば、苦しいこともあります。告白した結果、恋愛がはじまる。でも最後にはケンカをし、傷つき、悲しい別れで終わることもあるでしょう。

 そんなときにこう思う人もいるかもしれません。「こんなことになるんだったら、最初から付き合わなければよかった!」また、「僕には幸せにする自信がないから、告白してもしょうがない」と思ってしまう人もいるでしょう。

 実際に、バレンタイン司祭は法を破った罰として処刑されてしまいました。じゃあ。彼のしたことは、間違ったことだったのでしょうか?
 僕は、そうは思いません。別れた場合、確かに後悔することもあるでしょう。でも「告白したい気持ちをあきらめた」ということの後悔は、それよりはるかに大きいものです。恋人を愛しているのに、結婚できない。そんな想いを残したまま、兵士たちは全力で戦うことができたのでしょうか。逆に守るものがあるからこそ、強くなれた兵士たちもいたはずです。

 いまのあなたは、「いま」思っているとおりに行動すればいいのです。未来の自分のことを考えて、いまの気持ちを閉じ込める必要なんて、まったくありません。

 未来のあなたは、ある行動によって喜びに笑うかもしれないし、悲しみに泣くかもしれません。
ただ、少なくともそれは後悔し続けながら震えている自分よりも、何十倍も幸せなはずですよ。

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