大手前大学スクーリング「臨床心理学実習」6日目(最終日)

 大手前大学東京サテライトキャンパスで受講中の「臨床心理学実習」スクーリングの最終日に行ってきました。四年次編入の私にとっては、これが最後のスクーリング科目ですが、来年以降も科目履修生として引き続き勉強していきたいなと思っているので、また機会があればこの会場を訪れたいなと思っています。

 本日午前中は、アートセラピー(誘発線法・風景構成法)、午後は受講者を2つのグループに分けて、箱庭療法に関するDVD視聴と一人づつ箱庭療法を体験する授業でした。

 誘発線法とは、精神科医の中井久夫が発表した「漸減的省略ぬりえ法」から派生した描画法で、セラピストがあらかじめ画用紙にあるパターンの誘発線を描き、クライエントはその誘発線に線を書き足す形で描画を完成させ、彩色をする方法です。

誘発線法
誘発線法 posted by (C)encyclopaediafree

 今回私が取り組んだのは、連続する三つの三角山でした。色んなものが連想されて思い白かったです。(写真は全て、私が作成したものです。他人の作品を撮影する際は必ず本人の同意を得る事が大切です。)

 風景構成法とは、同じく中井久夫が考案した描画法であり、セラピストがサインペンで縁取りした枠の中に、セラピストによる指示のもと「川、山、田んぼ、道、家、木、人、花や植物、生き物、岩」といった要素を描いていき、最後に付け足したいものを自由に描き、彩色していきます。

風景構成法
風景構成法 posted by (C)encyclopaediafree

 元々、箱庭療法を行えるかどうかの判定に使う為に考案されました。その為、箱庭の枠に当たる要素が縁取りとして大切にされています。この枠があることで、クライエントは心理的に守られた空間の中で、安全に自らのイメージを発見していくことが出来ます。
 
 午後は、私のグループはまず甲南大学の教授であり、スイスの箱庭療法の創始者であるドラ・カルフの元に留学していた木村晴子先生による箱庭療法のDVDを視聴しました。実践面に重きをおいた内容で、おもちゃの揃え方に始まり、クライエントがおもちゃを持って帰りたいといった場合はどうするかといった問題や記録のとり方など、他の箱庭療法の専門書では学べない内容について勉強することが出来ました。

 そして、いよいよ箱庭療法を実際に体験してきました。

箱庭療法1
箱庭療法1 posted by (C)encyclopaediafree
 
 実際の箱庭です。砂に触ってみるととてもサラサラしていて、気持よく、このような砂の触感も、クライエントの緊張をほどき、イメージを表現しやすい意識への移行の助けなるそうです。

箱庭療法2
箱庭療法2 posted by (C)encyclopaediafree

 箱庭を作る際に使うおもちゃは、様々な種類のものがありますが、最低限、動植物や人間、建築物、宗教的なもの(十字架、神社など)、気持ちの悪いもの(ヘビ、クモ)などを用意し、あとは必要に応じて市販品を買い足したり、手作りしたものを使います。

箱庭療法3
箱庭療法3 posted by (C)encyclopaediafree

 今回、私が作成した箱庭です。津波?の置物があったので、興味の赴くままに並べていきましたが、最終的には納得のいく作品が出来上がりました。実際には、セラピストとクライアントが一対一で行っていくのですが、今回は箱庭療法を通して、心の全体性を大事にし、自らが生きられていない心の部分を生きていくことを目的とするユング心理学の理解を深めることが出来ました。最後の一コマは、今までの6日間を振り返り、授業アンケートの提出とまとめのレポート作成を行いました。

 スクーリング3科目、全15日間が終了し、達成感とともに、寂しさも大きいですが、まずは認定心理士の取得と卒業に向けて、残りの「医学一般」科目修得試験レポート及び、心理学実験実習のレポート2本を終わらせたいと思っています。

本日の学習結果

臨床心理学実習 第26回 アートセラピー1 誘発線法 済
臨床心理学実習 第27回 アートセラピー2 風景構成法 済
臨床心理学実習 第28回 箱庭療法1 DVD視聴 済
臨床心理学実習 第29回 箱庭療法2 実践 済
臨床心理学実習 第30回 まとめ レポート作成 済

本日受けた講義の合計 5コマ
今までに終えた講義の合計 286コマ


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