口ベタだからといって コミュニケーションベタとはいえない

 誰とでも気軽に話せる人や、大勢の中で自分の意見をわかりやすく話すことができる人に出会うと、「あんなふうに話ができればいいのに」「自分は内気で口ベタだから損をしている」と思う人は多い。

 確かに、自分の思っていることをうまくことばに出せないために、損をする場面はあるだろうが、いちばん問題なのは、そのことがコンプレックスになっていることなのだ。

 「きっとうまく話せない」「相手はこんな自分をきっと嫌いになるだろう」と思い込み、あせったり、暗い気持ちになったりしていると、相手にも伝わってしまう。そして、それが相手に気まずい思いをさせたり、不快感を持たせたりすることにつながる。その結果、「話をするのは苦手だ」という悪循環を生むのだ。

 心理学者のユングは、人間をふたつのタイプに分類した。まわりの人との接触や関係の上での自分について考える「外向的」な人間と、自分の主観を中心として考え、外界との接触を苦手にする「内向的」な人間との2分類だ。そして、現代社会の対人関係においては、適応性に優れている外向的な人間のほうが高く評価されることが多い。しかし、その一方、内向的な人間は物事を深く考え創造性に優れており、それは価値のあるものと指摘している。

 つまりコミュニケーションは、こちらから話をすることだけの一方通行ではない。相手の話に耳を傾け、きちんと理解することと、対になって成り立っているのだ。故に、多弁であれば、即いい対人関係を築くことができるというわけではないのである。

 自分は、口ベタだ、内気だ、と思っている人は、自分が苦手とすることに目を向けるのではなく、自分が好きなこと、自信があることに目を向けるようにしよう。相手を細かく観察する、相手の気持ちを察する、自分の信念を貫くなど、内向的な人に特有なよいところがたくさんあるはずだ。自分に自信を持って相手と接すれば、相手もよいところを認めてくれるはずだし、時間とともに「口べタ」さえも信頼感に変わっていくだろう。

 いちばん大切なことは、自分が自然で気持ちのよい状態で会話を進めようとする気持ちだ。この気持ちは、必ず相手に伝染し、ハッピーなコミュニケーションが生まれるもとになる。

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