他人の長所を探そう

 ものごとがうまくいかなかったとき、私たちはつい「あの人がこう動いてくれたら、もっと違う結果になった」「私はあれほど注意したのに、彼はそのとおり動いてくれなかった」というように、相手を責めてしまうことがよくあります。また、実際に相手が自分の思いどおりに行動してくれないと、「なぜ、こちらの言葉を理解しないのだろう」「何を考えているのか」と慣怒を覚えることもあります。

 しかし、考えてみれば、自分だって相手の意図をすべて読み取って、相手の思いどおりに行動しているわけではありません。エスパーのように、他人の心を読み取る能力もなければ、自分自身のことを百パーセント理解しているわけでもないのです。自分の思いどおりに行動しろというほうが無理な話です。

 人の欠点や短所を探してしまうのも同様です。何かにつけて、悪口をいっている人がいますが、世の中に完全無欠な人間など存在しません。誰だって、長所もあれば短所もあるでしょう。他人の欠点が気になって直してほしいと思うように、他人も自分に対して同じことを思っているはずです。中には、「あんたのこういうところ、直したほうがいいよ」と本人に向かってズケズケと言う人がいますが、他人から同じことを言われたら、「よけいなお世話だ」とばかりにムッとするにちがいありません。人は本来「他人には厳しく、自分には甘い」ところがあります。自分の欠点を棚に上げて、他人の欠点を指摘しては非難してしまいがちです。

 ことに自分の考えが正しいと思い込んでいる人ほど、自分の要求を押しつけようとします。相手が思いどおりに行動してくれないとイライラし、相手のためにと思ってしたことが、相手がそのとおりにしてくれなかったと言っては不満をつのらせます。他人に対して過度の期待をしてしまうのでしょう。しかし、人の性格を他人が変えることはできません。人にはその人の考えがあるしペースもあります。あなた自身を振り返ってみたとき、仕事や趣味、口癖や行動、考え方や価値観を含めて、自分がこれまでやってきた方法を、他人に指摘されたからといって、急に変えたりすることができるでしょうか。あるいは、変える気になるでしょうか。他人も同様で、誰かにそう言われたからといって、それまで築いてきた自分のやり方を変える気にはなれないでしょう。だとしたら、他人が変化してくれることを望んでも、無理です。それを強要するのは時間と労力のムダ、それどころか、強制すればするほど反感を招くことになりかねません。

 我慢しているとストレスがたまるという人は、相手の変化を期待するのはやめて、自分自身の考え方、接し方を変えてみることです。相手も自分と同じように欠点を持つ人間であり、また別の人に対して同様に悩んでいるのです。また、長所は短所というように、見方を変えれば、短所が長所にもなります。融通がきかないほどクソ真面目な人でも、別の面からみれば信用がおける人物ですし、のんびりでちょっとシな人は、細かいことには気にしないおおらかな性だと解釈することもできるでしょう。どこに目を向けるかによって、その人に対する印象も違ってくるにちがいありません。悪い面にはかり目を向けるより、いいところを探して見習おうと考えたほうが、余計なストレスを抱えずに済み、相手との関係も好ましいものに変わるのです。

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