『騎士団長殺し 第2部』を読了しました。 ※ネタバレ注意

 土曜日一日を使って、『騎士団長殺し 第2部』を読了しました。読み終えてみるとなんだか寂しい気がします。



 以下、ネタバレになりますが、前回引き延ばしになっていた雨田政彦の打ち明け話で、妻のユズの浮気相手が雨田の同僚であり、ユズは主人公と別れた後で、妊娠しているという話を聴かされる。一方、秋川まりえの肖像画作成の中、免色と叔母の笙子が深い関係になっていることが示唆される。

 そんなある日、まりえが突然失踪し、主人公は、まりえの行方を捜す中、騎士団長との再会、異界への旅に出発するといったストーリーでした。なんだかイザナギ、イザナミの冥界巡りのような話でした。

 最終的に、妻と話し合い、妻は実はまだ離婚届を提出しておらず、恋人との関係も解消していることが判明し、再び一緒に暮らし始め、主人公は生まれてきた娘と幸せに暮らしているという話でしたが、妻を夢の中で妊娠させるという話は、ちょっと『1Q84』の夢の中での性交の話とダブってきました。

 免色と主人公、ともに血のつながりはわからないものの娘を受け入れ、その為に人生を生きていくという不思議な符合がありますが、誰でも秘密を抱えながら生きる、具体的な事実よりも象徴的な事実といった側面に焦点があたった作品のような気がしました。

 おそらく、第3部はないと思いますし、第3部よりは新たな村上作品を読みたいというのが正直な気持ちですが、久しぶりの村上春樹を読む時間を過ごせて、大満足でした。

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