警戒船講習会に参加してきました。

 2月20日に、横浜で開かれた第三管区海上保安本部交通部安全課主催の警戒船講習会に参加してきました。会場は、横浜第二合同庁舎でした。みなとみらい線の近未来的なデザインに感動しつつ、レンガ造りの第二号合同庁舎のレトロな雰囲気も良かったです。
2015-02-22


 本題ですが、警戒船とは、海上において、工事(浚渫など)・作業(採水など)を行う際、その実施海域付近を航行する船舶の安全を確保するために、配備しなければならないもので、実際に警戒にあたる担当者を対象とした業務講習とその管理者を対象とした管理講習があります。今回は、両講習を続けて受講してきました。

 開催回数に限りがあり、受講料が無料ということもあり、広い会場が参加者で一杯でした。講習は、業務講習、法規講習、管理講習の3コマからなり、各50分の講習と確認テストが実施されます。

 一コマ目の業務講習では、警戒船業務について、その概要の説明に始まり、具体的な業務についての説明がありました。警戒船の役割は、船舶の運動性能を把握して、回避限界線を越えて一般船舶が、作業・工事区域に進入しないように、情報提供を行うことにあります。この情報提供というところがポイントで、警戒船が一般船舶に対して、指示や命令を行うものではないという姿勢が強調されていました。その意味で、作業船が作業・工事区域を出入りする際に、作業船に指示をして一般船舶の安全を守るという性格が強い業務であることご理解出来ました。

 また、船舶にはブレーキが無く、基本的に後進をかけて減速するしかない為、大型の船舶になればなるほど、停止距離が長くなり、旋回にも多くの幅を要するという、実際の目安について資料をもとに学ぶことが出来たのも大きな収穫でした。

 二コマ目は、法規講習として警戒船業務を行う者が知っておかなければならない法律について、海の交通ルールである「海上衝突予防法」、東京湾や伊勢湾及び瀬戸内海の海域に適用される「海上交通安全法」、港の中でのルールを定めた「港則法」の海上交通三法を中心に講習が行われました。以前、小型船舶免許を取得した際、法規についても勉強していたのですが、改めて、灯火類の掲示方法や、音響信号のルールについて復習出来ました。また、馴染みの深い東京湾の浦賀水道航路、中瀬航路の運行ルールについても確認出来ました。法規は少し、駆け足でしたが、よく頭に入れておきたい知識です。

 三コマ目は、管理講習として、警戒船業務管理者としての業務について学びました。管理者は、警戒にあたる海域の状況・天候、作業・工事の詳細やスケジュールなどを把握するとともに、業務担当者への教育・訓練を行う立場です。また、みだりに警戒海域を離れることは許されず、休暇等の場合に備え、あらかじめ業務の代行者を指名しておく必要があります。

 各コマの最後で行われる確認テストは、テキストの閲覧も出来るため、あくまでも理解を確認するためのものといった感じでしたが、受講者はちゃんと講義に集中していることが求められます。以前、勉強していたつもりが、今回の講習で、船舶の位置や船名、トン数をオンラインで送信・収集できるAIS送受受信機については、改めて確認が出来ました。受講終了後には、業務講習、管理講習それぞれの修了証を頂きました。
2015-02-22
2015-02-22


 かなり、内容の濃い講習でしたが、テキストを復習しながら、理解を深めていきたいと思っています。
また、講習では、海上保安庁が運営するオンラインで、「海の安全に関する情報」をリアルタイムに知ることが出来るサービスとして、「沿岸域情報提供システム」(MICS)が紹介されていましたが、地域を絞り込んで情報を得ることが出来るので、海のレジャーを楽しむ全ての方にお薦めしたいです。

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