無料のe-learningを受けてみる!第4回 「青年海外協力隊講座 その4」

 「青年海外協力隊講座」の第四回は「4. 協力活動手法の考え方」を受講しました。この講座では、実際に派遣された隊員の方の事例について学びながら、協力隊活動に必要とされるものについて学びました。

 以下、私が提出したレポートです。

課題:
この教材を学習し、気づいたことや理解が深まったことを書いてください。(字数制限なし)


 本コースでは、実際の先輩隊員の具体的な活動事例の学習を通じて、青年海外協力隊の現地での活動に求められるものが、単に専門技術・知識に留まらず、現地の人々の現実の生活、文化、地理的な背景に柔軟に対応していく、発想力や応用力を含んだものであることが理解出来ました。

 パート1では、協力隊活動の基本姿勢として、西アフリカで活動した栄養士隊員の方の事例から、現地の人と同じ言葉で話し、同じ物を食べる協力隊活動とはどのような活動なのかを学びました。事例では、現地の方が実際に飲料水として用いている井戸水が、多くの細菌や病原菌を含んでいる問題に対して、塩素剤や市販浄水器といった先進国ならではの手段による解決を行うのではなく、すでに村にあるもの(トイレットペーパーとペットボトル)を使い、簡易的な浄水器を作ることで解決をはかった事例が紹介されていました。
 
 この問題には、飲料水の衛生に関する知識、濾過に感する知識といった専門的な知識の必要性という知識の側面もありますが、それに加え、すでにある物を組み合わせ、問題に新たな解決をもたらすという柔軟な発想力を持ち合わせることの重要性という点がもっとも大切な点であったと考えられます。

 大学時代、文化人類学の講義で、未開社会において、在り合せの物を用い、生活に必要なものを作り出す営み、プリコラージュという考え方を学んだ際、先進国の人々は、産まれた瞬間から、大量生産による商品とその消費という生活、つまり既製の解決策による生活に慣れてしまっており、プリコラージュの考え方を失って久しいという議論を学びましたが、私たちが青年海外協力隊の活動の中で、求められているものこそ、まさにこの考え方に近い能力なのではないかと思われました。
 
 パート2では、協力隊活動に求められる視点として、アフリカでの簡易コンロの普及活動の事例を通し、ケニア、ザンビアでの実際の普及のあり方の比較を通して、協力隊活動に求められる、現地の人々の価値観、地理的背景にあった援助の必要性を学びました。

 ザンビアにおいて、簡易コンロが、ケニアにおけるほど普及しなかった背景として、製造に必要な粘土質が土壌に少ないといった地理的な問題、地元の人々が、簡易コンロの長期的なメリットよりも、安価だがデメリットの多いバウラを用いる短期的なメリットを選択する傾向があったという経済的な問題、そして焼き物職人の組織力が低いという人に関する問題が挙げられていましたが、この事から、協力隊活動には、現地の地理に関する理解、現地の人々の価値観への理解、そして人々が暮らしてきた歩みや歴史といった現実をより深く理解していくことの大切さを学ぶことが出来ました。

 また、私たちの生活と現地の生活の違いを理解するという前提に立ったときに、はじめて現地の人々の生活を尊重しつつ、次第に短期的なメリットから、長期的なメリットへと移行していく可能性も開けてくるのではないかと思われます。

 現地の人々に対し、衛生や安全への配慮、環境や資源問題に対する配慮という視点を伝え、先進国が、その発展の途上で犯してきた過ちを繰り返さない為の支援を行うこと、その上で持続可能な発展の支援をしていく事は、決して容易なことでは無いと考えられますが、協力隊をはじめとする地道な支援とコミュニケーションの積み重ねこそが、それを可能にすると私は考えています。

 最後に、柔軟な発想力と現地の人々に対する理解力の必要性は、協力隊での支援に必要という事はもちろんですが、帰国後の活動の中でも多いに意味を持つものだと感じられました。

 なぜなら、国際化、価値の多様化の時代を迎えた日本では、現在、決められた答えの無い問題に対して、与えられた状況の中で、いかに最適な問題解決の方法を考えていくかという事が喫緊の課題となっており、またそのような問題に出会う機会も増えていると考えられるからです。

 そのような日本で、新しい生活のあり方について模索する際に、協力隊活動を通じて養われた発想力と自分とは異なった価値観を持った人々やその現実を理解する能力は、大いに役立っていくのではないかと考えております。
得点:10点

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「学ぶことは快楽だ」をキーワードに、通信制大学、資格取得、e-learningなどの情報を発信してきたいと考えています。

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